専門家になればなるほど、知識の総体、文化の総体からは離れてしまう
今はどの分野であっても
専門は細分化し、
全体像をつかむことは難しい
各分野の教科書はどんどん分厚くなる
そんな中で、人類の活動の中で、ある局所的な営みが、全体の中でどのような意味を持つのだろうかと
いうことを性格に把握するのはますます困難な時代になっている
そんな中で、素人向けの、簡単な冊子を出版する人間もいる
専門家は怖くてそんなことはできない
一般人(上の議論で分かるように、一般人とは何か、大変難しい。)
自分の学問してきた総体を、一般人のために、コンパクトに、図を示しながら、描くということが、
果たして、学問的に誠実なことなのか、大いに疑わしい
実際、一般人に向けて描かれた、専門的内容の、レベルダウンものというのは、
内容としてはひどいものが多い
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しかしそんな具合になってしまうほど、現代においては、専門の深さと、学問領域の広さは、
一人の個人の内部で統合されるのは困難なほどになっている
それでも、政治の場面などでは、何かを決めなければならないのだろう
そして、以上の理由で、そんなものは、無理な要求なのである