人間の脳で幸せを考えれば、
ある特定の部位が強く刺激されば
強い幸せではないかと単純に考えられるが
それほど簡単ではない
そのタイプの幸せはだんだんエスカレートせざるを得ない
ΔD/Dである
しかしエスカレートしても、絶対に頭打ちになるので、このタイプの幸せには限界がある
中にはそれを打ち破ろうと、違法な薬物を使用したりするのであるが、
それはますます脳神経を破壊することになってしまう
刺激の絶対値ではなく
刺激の微分値を幸せと認識して
そこで幸せを感じるように訓練すればよい
昔からの日本の民衆芸能はそのような物が多くあった
自然や人間の変化に敏感であることが大切な教養であった
つまり、感受性を鈍くして、大きな刺激にだけ反応するような態度は幸せに遠い
感受性を鋭くして、小さな刺激の変化にも敏感で、それで十分満足するような態度が幸せである
イヤフォンを大音量にして音楽を聞いている人は幸せそうではない