国内総生産(GDP)で高校生の時に習ったことを思い出す
統計数字というものはどんどん膨らむことがある
たとえば
自給自足で畑を作ったりしている場合と
食料をスーパーで全部買う場合とで随分違う
お隣におすそ分けするか
販売するかで違う
物々交換すると表面的には貧しい
自分で作ったキャベツを近所におすそ分けして
お返しに魚をもらったりすると
それは経済活動ではないが
案外豊かだろう
役所がゼネコンに3億円発注
下請けに2億円
孫受けに1億円
以下延々と続ければどうなるんだろう
食事は外食、掃除も洗濯も外注、お金で解決という社会は
国内総生産は大きくなるが
家族とか地域で助けあうと数字には現れない
たぶん今はもっと進歩していて
そのあたりは補正されているのだろうけれども
経済活動というものの性質を考える
またたとえば
貿易障壁を大きくして
物価を高く維持して給料も高く維持すれば
数字としての見かけの豊かさは作ることができそうだ
日本のように税収の倍の予算を組んで使ったりすれば
経済規模は拡大できるけれど
どういうものだろう