“役に立つようになる仕事に就けば役に立つけど、そうじゃなかったら役に立たない
けどお前は今の時点で自分の将来を完全に決めてしまうのか?
今この知識を覚えずに成長して、将来その知識が必要な仕事に就きたいと思ったとき
おまえはすでに勉強している奴らに比べて大きく遅れていることになる
役に立つか立たないかは分からないんだから、どうなってもいいように勉強しとけ
”
ゆとり生徒「これ覚えて将来何かの役に立つんですかあ?」
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不思議な話である
何かを覚えるということがそんなに大変なのなかな
読んだら分かるし覚えるでしょう、それが普通
そんなに大変だったら覚えなくていいと思うけど
あ、それは確か、本に載ってたな、くらい思い出せれば、それでも充分だと思う
それは世間では常識だな、確か、と思い出せればそれでいい
学問で扱うような知識は
永続的なものなので無駄ということもない
細かいところを忘れていたらまた調べればいいだけで
二度目に接する場合には格段に早く理解できる
そもそも一度学んだら、そのことをすっかり忘れるというのは
認知症でもなければありえないことで
理解できなかったとか
マナだけれども興味が持てなかったとか
そのような形であったとしても記憶に残ることは残るだろうと思う
つまり、学習内容に関してのメタ知識を蓄えれば
それでいいと思う
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学習の目的の一つには能力の選別ということがあるので
ある程度、その人の元々の能力の判別に役立つ学習分野というものもあることは確かだろう
その観点からは、無理に覚えなくてもいいし、無理に理解しなくてもいいが、
自分は勉強には向かないんだなと知るだけでもいいのではないだろうか
そのような能力は無理をしてトレーニングしても伸びるものでもないし
無理をして伸ばす必要もない