第1世代抗精神病薬を見直すべき? 米・統合失調症患者対象のRCT,ACLAIMS  統合失調症および統合失調感情障害の成人患者を対象とした新旧の抗精神病薬を比較したランダム化比較試験(RCT),ACLAIMS※1から,両者の有効性に差はないことが示唆された。同試験では,持効性の抗精神病薬のうち第1世代のハロペリドールと第2世代のパリペリドン(いずれも筋注製剤)が比較されたが,主要アウトカム〔治療無効(treatment failure)〕に有意差は認められなかった。米・Colombia Universit

第1世代抗精神病薬を見直すべき?
米・統合失調症患者対象のRCT,ACLAIMS
 統合失調症および統合失調感情障害の成人患者を対象とした新旧の抗精神病薬を比較したランダム化比較試験(RCT),ACLAIMS※1から,両者の有効性に差はないことが示唆された。同試験では,持効性の抗精神病薬のうち第1世代のハロペリドールと第2世代のパリペリドン(いずれも筋注製剤)が比較されたが,主要アウトカム〔治療無効(treatment failure)〕に有意差は認められなかった。米・Colombia UniversityのJoseph P. McEvoy氏らが詳細を JAMA(2014; 311: 1978~1986)に報告。抗精神病薬の選択をめぐる議論に一石を投じる結果として注目されている。