飛び級について話題になっている
京都の医学部で高校2年終了の段階で受け入れるとか
あまり意味が無いと思う
進学してまた医学部6年間を過ごすのでは才能の無駄というものだ
飛ばすなら、高校の1年間か2年間を飛ばすのではなく
大学の6年を飛ばした方がいい
高卒のプロ野球ピッチャーが大学院で学んだり
こんどは現役の横綱が大学院に進学したりしているのだから
大学院進学には大学卒は必要な条件ではないのだろうと思う
ということは、医学生物学系研究職につきたいと思う場合、
高校3年または2年を終わったら直接京都大学医学系大学院にいけばいいだろう
医学系大学院は理学部系や農学部系も交じり合って研究しているわけだから
医師免許がなくても問題はない
早ければ22歳で医学博士がとれる
日本の大学の伝統でリベラルアーツを重視しているので
そうした全般的で幅広い教養は個人の人生を豊かにするだろうし
臨床医としては役に立つ体験だろうが
研究者としてのアメリカ型競争人生には向かないかもしれない
大学6年間を飛ばして大学院にいけば
いきなり研究だし、必要な学部レベルの知識は自分で補充すればいいのだし
何も問題はない
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高校の段階で飛び級が出来るということは
それなりの優れた指導者がいるということであって
もともと教育環境に恵まれた人なのだろうと推定できる
つまり、都市部の富裕層の子どもということだ
そんな子供はわざわざ選抜しなくても
勝手に前に進むだろう
早熟の秀才はただ早熟というだけのことも多い