ベン・キャメロン:パフォーミングアーツの真の力

http://www.ted.com/talks/lang/ja/ben_cameron_tedxyyc.html

宗教改革と印刷機の話が出てきて
現代のインターネット技術と対比されている
たしかに日本で言えば
丸善出版、岩波書院、朝日新聞など『権威』があって
そこで仕事をしている編集者が文化の方向を決定してした時期があったと思う
それと講談社とか新潮社などもそうだろうし
放送局とか映画会社とかもそうだ

印刷機ができて誰でも直接聖書が読めるようになったように
現代そして未来には直接クリエーターから発信できる
受信する側はいいものを見つけるのがまず大変だろう
そして騙されないようにするのが大変だろう
食べログ事件もあった
リテラシーが問われているのだと言われるのだが
どこかできちんと教えてくれるわけでもないし
教えられたらその裏をかこうと考える人がいるに決まっていると考えるのがリテラシーということらしい

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文化の消費者というものは
誰からも全く批判されることもなく鍛えられることもなく
無自覚に選択して消費して
クリエーターを批判して
まったく幼児的な自己愛をそのまま保存している階層なのだと
ずいぶん長い間考えていた
しかし最近はそればかりではなく
マーケットメカニズムを通じたその人達の選択が文化の選択であり後押しでありダメ出しでもあるのだと
今は思う
クリエーターを批判していた人たちも結局見物していたから批判していたのだろう
無関心ではなかったから批判したのだろう

その意味では最終消費者は無批判で鍛えられることのない甘やかされた層ではあるものの
文化の選択者であった

しかし今後
ネットで配信される、無料の配信物は
クリエーターの生活を保証しない
エイズ防止運動には役に立つだろう
そのこととクリエーターの生活維持は目立たない形で関係することになるのだろう

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個人の感情処理や衝動処理がうまくできなくて
暴力的あるいは自傷行為になっている場合など
たとえばスポーツ等くらいしか
うまい解決がなかったものだけれども
ネットの世界でなにかうまい解決が見つかるかもしれない