環境による病像の変化 形式と内容

環境要因により精神病の病像が変化する場合
従来は形式と内容などの枠組みど考えられてきた

たとえば血縁妄想があるとして
戦後すぐには自分はマッカーサーの子供だという患者さんがいて
ある時期には田中角栄の子供だという患者さんがいて
という具合である

うつ病というものが一貫して存在して
社会環境に応じてその病像を変えると考えてよいものかどうか

従来は休みの日には何もできなくても会社にだけは行っていた
最近の一部の人は会社にはいけないが休みの日にはあれこれ活動できる

病気の形式は同じで
内容が環境に応じて変化していると考えてよいものかどうか