2014年1月27日の日曜日は東京都都知事選の初めての日曜日
どうと言って盛り上がるわけでもなく、淡々と時間を消費している
舛添候補の政治資金問題に触れないようにというマスコミ各社への通達
1.舛添候補の政党交付金問題については、『赤旗』による報道が告示後であることを考慮し、疑惑として提起されることがないようきわめて慎重を期すこと。
2.事務所費問題についても、同様に慎重に扱うこと。
3.細川候補、宇都宮候補らについては、問題発覚が告示前であることに鑑み、報道姿勢の変更は必要ないこと。
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赤旗では
舛添氏の自宅に事務所を置き、「家賃」名目で、2010年~12年の3年間で、ファミリー企業に約800万円を支出していた
という話
一方
2014年1月22日 日刊ゲンダイ
都知事選に出馬する舛添要一元厚労相(65)に「政治とカネ」の問題が浮上した。21日の「赤旗」によると、舛添が結成し、代表を務めた「新党改革」が、法律で禁じられている政党助成金や立法事務費による借金返済を行った疑いがあることが分かったのだ。
新党改革の政治資金収支報告書(10~12年分)によると、党は10年に銀行から2億5000万円を借りる一方、10~12年に毎年4800万~1億5000万円を分割返済し、完済している。
党の平均収入は毎年約1億5000万円で、このうち約1億2000万円が税金が原資の政党助成金。ほかに国会議員の数に応じて支給される「立法事務費」が毎年1560万円支給されていた。
政党助成金や立法事務費での借金返済は「目的外使用」の法律違反だ。政党助成金や立法事務費を除くと、“純粋”な党収入は1500万~2570万円
(11~12年)に過ぎず、3年間で2億5000万円の借金を返済するのは到底ムリ。そこで、政党助成金をいったん、舛添や荒井広幸参院議員(現党代表)
の資金管理団体に入れた後で党本部に一部を“迂回”させ、借金返済に充てていたとみられているのだ。
政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大大学院教授はこう言う。
「立法事務費と政党助成金で返済していることになるわけで、違法な支出となります。本来、使い残した助成金は国庫への返納が義務付けられています。結果的に返納逃れでもあり、巧妙、悪質な手口です」
舛添とカネの“怪しさ”はこれだけではない。舛添が代表を務めた「新党改革比例区第4支部」の12年の収支報告書を見ると、支部が毎月約28万円を家賃
として支出していた相手方は「株式会社舛添政治経済研究所」。ナント、自分の会社だった。第4支部の収入は大部分が党本部から。つまり、政党交付金=税金
をちゃっかり自分の会社の収入にしていたわけだ。
舛添は参院議員時代、民主党の政治資金問題について「国民監視の場で政治と金の問題を堂々と説明し、取るべき責任はしっかり取るよう強く求めます」(10年3月の参院本会議)と厳しく追及していた。自身の疑惑についても堂々と説明し、責任を取ってもらいたい。
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というような話だ
しかしあまり話題にもならず、都知事選そのものに関心がない人が多いようだ
原発と言っても、話が難しすぎる
原発反対といえば電気料金値上げになるし、賛成といえば、後世まで処理不可能なものが残るらしい
経済的な話は関心があるがそれは国政の話であって
別の次元
舛添氏のネガティブイメージは強くて、もうどうしようもないだろう
ただ、そんなことは気にしないで自民党と公明党の指令で投票する人は多いのだろう
(制度設計者はこんな民主主義選挙を想定していたのかね、自分で物を考えない有権者という奇妙な生き物)
細川氏と宇都宮氏は原発ゼロで同じ、その他の点で、細川氏はたぶん都議会自公とも何とかやっていける、
宇都宮氏は都議会自公とぶつかり、そうそうに議会解散でもしなければならなくなりそうだが、
結局首長と議会の関係で言えばうまくいかないだろう
正しいことを言って、善戦むなしく負ける、私は悪くない、理解しない有権者の限界であるというわけで
いつもの構図。選挙報道で「共産党は独自の戦いをしています」と云われる事態である。
一方の細川氏は小泉氏の選挙演説とセットで動いている。
任期途中での交代でもあるし、激変は役所としても困るだろう、とりあえずは継続で、
長い期間には少しずつ見なおすという程度がいいのだろう
ただ原発に関しては、文明論的転換点とか、質実国家とか、いろいろな言葉が並ぶ
確かに、原発とその周辺で浪費されているお金を整理して、未来のエネルギーに振り向けたらいいに決まっているだろうが、
既得権益者が広範で深く浸透しているという場合、転換は簡単ではない
ここはあくまでも東京都民の意見であるという言い逃れができるし
政府としても、東京都民の意見はわかったが、国土全体のバランスのとれた政策のためには別の視点も必要だとか言って、
反対論も気にしながら、当面は大企業の希望の通りの政策をしていけばいい
しかしまともに原発を争点にして選挙をしたら負けるのだという事実は、
ある種、思い十字架としてのしかかることになるだろう。
それだけで充分である。
若い人たちはそれに敏感に反応して、何か新しい解決も考えることだろう。
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原発については、考え方を変えたからといって、これからゼロにはできるけれども、これまでのものをゼロには出来ない
そしてこれまでの放射性廃棄物だけでも充分に将来のお荷物になる量である
一年にすればこれだけの費用がかかって、などと計算しているのだが、
日本では人口がどんどん減少していつまでに800万人とか600万人とか
意外なほどに早いと感じさせられる推計が出ている
その時点で国家予算規模がどうなっているのかよくわからないが
原子力から出た廃棄物の処理にどれだけのお金をかけられるのか、
大変疑わしいところがある。
人口がそこまで少なくなれば、代替エネルギーで何の問題もなさそうな気もする
その頃の日本が電力大量消費型の産業で、生活も電力大量消費型とは考えにくい。
省エネ技術はまだまだ工夫の余地があるらしい。
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原発がどうなっても、、まあ、現状で止まっている分けだし、それほど激変ではないだろうと思うので、
舛添よりは東京の顔として細川がいいだろうという程度で選んで充分だろうと思う
原子力行政に関しては「大事な書類をなくしました」という書類が発行されている。
せめてこういうことのない行政にして欲しい。
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誰がなっても議会との関係で基本線は変えられないので
志の高い人、選挙民に媚びることのない人、将来を見据えて現在を妥協する力もある人、
将来の明るいビジョンを提示できる人、そしてそのためなら我慢も必要だといえる人