新型うつ「企業は排除やめて」 日本うつ病学会
日本うつ病学会は2013年07月20日、北九州市で開いた総会で、自分の好きな仕事のときだけ元気になるなどの特徴がある、いわゆる「新型うつ病」について、企業は患者を排除せず適切な診断が必要だと訴えた。
新型うつ病の特徴は
(1)自分の好きな仕事や活動の時だけ元気になる
(2)「うつ」で休職することにあまり抵抗がなく、休職中の手当など社内制度をよくチェックしている
(3)自責感に乏しく会社や上司のせいにしがち
――などと紹介。同学会は昨年7月に初めてうつ病の治療指針をまとめた際、「医学的知見の明確な裏打ちはない」と新型うつ病を指針の対象外としたが、悩んでいる患者は少なくなく、うつ病や適応障害、人格障害など、適切な診断が必要とした。