古い写真なのかどうかよくわからないが
色が褪めているカラー写真がある
昔のカメラで撮影して、フィルムに褪色が起こり、そうなったものなのだろう
新しい写真の色鮮やかさとピントの確かさはたしかに気持ちが良いのだが
古い写真は重みがある
シャッターを押した人はもう生きてはいないのかもしれない
白黒写真の時代の後だから
そんなに大昔でもない
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わざと古い写真にするのはセピア色処理等があると思う
色調を調整することもあり、パステル調にしたり、ビビッド系にしたりできるが
褪色させて味が出るとも思わない
古い写真はどちらかといえば自分の人生にとって意味のある映像を撮影していることが多いので
ただ綺麗とかとも違う意味があると思う
昔は写真はお金のかかる趣味だった
現在では携帯電話やスマートフォンのおまけの機能のように撮影して見ている
印刷しなければ特にお金もかからない
個人的にはフォーカスが自動になってとても助かっている
オートフォーカスが発売されたのもそんなに古い昔ではない
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よくある古い写真は
自動車をバックにして家族が映っている写真
自動車が家にとってのとても貴重な財産だったのだと思う
またよくある写真は家族写真の中に犬が映っている写真
昔は犬の種類と言ってもそんなに多くなかったと思う
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写真を取られると魂が薄くなるというのはよく聞いた話だ
昔の人は魂をどのようなものと捉えていたのだろう
写真がそれとどのように関係していたのだろう
ホテイ族も魂が薄くなると言って最初は写真撮影を嫌がったそうだ
たとえば肖像画などは魂とどう関係していたのだろう
魂は簡単なイメージで言えばお盆に帰ってくるというはずのものだと思うが
たぶん、生命エネルギーという感じのもので、そのエネルギーの力で写真が映ると考えたのかもしれない
だからたくさん写真を撮るとエネルギーが薄くなるというイメージかもしれない
それはそれで説得力がないでもない
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