中毒や嗜癖のなかでも多少の違いがあって
アルコール嗜癖とギャンブル嗜癖を比較すると
アルコールの場合には大体いつも決まった快感で
たとえばドパミンがどのくらい出るとかいつも決まっているだろうと思う
ギャンブルの場合はそうではなくて
あたった時の快感は途方もなく大きくて、ドパミンで代表させると、とてつもないほどのドパミンが放出されるのだろう
ギャンブルの場合は確率は低くて
たとえば宝くじに当たる確率は、宝くじを買うために外出して交通事故で死亡する確率よりも低いそうだ
それでも、ギャンブルに挑んで、結果が出るまでの間の興奮と恍惚が忘れられないのだろう
あるいは、他の忘れたいことがあって、ギャンブルは、それを忘れるために役に立つのだろう
ごくまれに起こるとてつもなく大きな報酬
これがギャンブルのポイントらしい
これはアルコールにはない要素だろう
そして人間は探究心もあり規則追求性とかもあるので
自分なりに法則や規則やジンクスを探して信じていたりする
そのあたりもギャンブルにハマる心理の一部だと思う
損失回避行動のほうが強くなればギャンブルは回避するはずだ
損失回避よりも一発賭けてみようと思うのは躁状態の場合もあると思う
アルコールで抑制がとれて損失回避性が弱まってギャンブルに向かうということもよくあると思う
まあ、逆に、ギャンブルで勝ったにせよ負けたにせよ、アルコールを飲むというのもよくあることだ
これは、ギャンブルが最高の興奮で、その前後をアルコールが彩っているという風景に思える
いろいろな嗜癖があり、脳内の似たような回路を使っているのだろうと思うが、こうしてみると
それぞれに違いがある