不安とうつは分離できるのかと考える
不安と情動はもちろんだが一体となっていることが多い
本来一体になっている場合もあるし
情動が不安定になれば不安も生じるだろうから付随的な場合もあると考えられる
うつもそうも伴わない純粋不安があるだろうがどの程度の頻度であるだろうか
多分少ないのではないか
また不安を伴わない気分変動はどの程度あるものだろうか
少なくとも、うつになれば未来や対人関係に不安を感じるだろうと思うが、そういったものは二次的なものと説明できるように思う
問題なのは、脳の内部で、うつの回路と不安の回路を分離できるかということだ
DSMは分離できるとして押しているのだが果たしてそうだろうか
セロトニンとGABAと便宜的に教えられるが、そうなのだろうか
薬剤が不安にもうつにも効いてしまうのはどうしてなのだろう
うつに効くから二次的に不安にも効くということでいいのだろうか
印象としては不安の方が行動理論や学習理論と直結していて行動療法的な治療にも馴染む感じがある