映画 もったいない! 食品ロスの原因を探るため、スーパーマーケットの店員や店長、パン屋、農家、卸売市場の審査官、仲買業者、廃棄現場の作業員、バイオガス工場の職員、廃棄物研究者、欧州委員会の担当官、そしてごみ箱を物色する“ごみ箱ダイバー”たちまで、食料がたどるあらゆる段階に関わる様々な人々の話をとりあげていきます。だから石油価格が騰がると、世界中の豚農家とか鶏農家が苦しくなるんですよ。

映画 もったいない!

世界的に問題となっている食料廃棄の真実に迫った、ドイツ発のドキュメンタリー。毎年、世界で生産されるうちの最大約半分にあたる20億トンもの食品が食卓に届く前に廃棄されているという現実を踏まえ、ヨーロッパや日本をはじめとする世界各地で取材を敢行。生産現場や流通・小売過程など、食品がたどるさまざまな段階に携わる人々へのインタビューを通し、食料廃棄の現状やその原因、影響をあぶり出していく。

一般の流通では、食品は食卓に届く前に、生産、流通、小売販売の過程で廃棄されることが多いのが現実です。食品ロスの原因を探るため、スーパーマーケットの店員や店長、パン屋、農家、卸売市場の審査官、仲買業者、廃棄現場の作業員、バイオガス工場の職員、廃棄物研究者、欧州委員会の担当官、そしてごみ箱を物色する“ごみ箱ダイバー”たちまで、食料がたどるあらゆる段階に関わる様々な人々の話をとりあげていきます。

ーーー

ヨーロッパ共同体では、廃棄された食料を家畜に与えることは法律で禁じられてるんです。
衛生上の問題だったり、安全性を確保できないって問題だったり。あと、動物愛護の問題とか、そういう理由から豚には残飯をあげないっていう法律ができたんです。ヨーロッパは。
すごく危険なのは、動物の餌っていうのは、現在ほとんどトウモロコシで作られてるんですよ。
トウモロコシっていうのは、ほとんどアメリカで作られるんですよ。世界中の家畜の餌っていうのは、アメリカにコントロールされちゃってるんですよ。現在。
そのトウモロコシを作るっていうのは、どうやって作るかって言うと、窒素系の農薬を与えてトウモロコシを作るんですけど、それは石油から作るんです。
だから石油価格が騰がると、世界中の豚農家とか鶏農家が苦しくなるんですよ。
なんで餌にするものがあるのにそれを捨てて、外国から飼料を輸入するのか?日本国内の飼料もトウモロコシっていうのは全部アメリカ産ですから。なんで輸入してるもので豚や牛に与えなきゃいけないのか?っていう意味、わかんないですよね。
パンの耳、ドーナツの真ん中、カステラの切り落とし、スポンジケーキの切り落とし、パイ菓子の切れ端、など
日本は豚に餌をあげるときに、残飯を加工して、安全な状態にして豚にあげるっていうシステムを開発したんですね。