“
レイモンド・チャンドラーが言っていた小説を書くコツを紹介しておりました。
まずデスクをきちんと定めなさい。
きちんと整頓しておく必要はないけれど、
いつでも仕事ができるという態勢にはキープしておかなくてはならない。
そして毎日ある時間をそのデスクに座って過ごすわけである。
それでその時間にすらすらと文章が書けたなら、何の問題もない。
たとえ1行も書けないにしても、とにかくそのデスクの前に座りなさい。
その間ペンを持ってなんとか文章を書こうと努力したりする必要はない。
何もせずにただぼおっとしていればいいのである。
そのかわり他のことをしてはいけない。
本を読んだり、雑誌をめくったり、音楽を聴いたり、…したりしてはいけない。
書きたくなったら書けるという態勢でひたすらじっとしていなくてはならない。
”