“菊池敦己「地震が起こってから“今○○にできること”、“今アーティストにできること”、“今デザイナーにできること”というメールばかりが届くんですよね。もう、カチンときて。なんで今だけなのか、普段からやればいいじゃないかと。今回の震災によって、変なナショナリズムや、変なまとまり感を持ちはじめていて、ちょっと気持ち悪いなと思っています。今はまだ、震災のさなかですよね。今本当に必要なのは、お金じゃないですか。デザインに今できることなんて無いんですよ。以前から、何かモノを作ることは身勝手な行為だと思っているのです

“菊池敦己「地震が起こってから“今○○にできること”、“今アーティストにできること”、“今デザイナーにできること”というメールばかりが届くんですよね。もう、カチンときて。なんで今だけなのか、普段からやればいいじゃないかと。今回の震災によって、変なナショナリズムや、変なまとまり感を持ちはじめていて、ちょっと気持ち悪いなと思っています。今はまだ、震災のさなかですよね。今本当に必要なのは、お金じゃないですか。デザインに今できることなんて無いんですよ。以前から、何かモノを作ることは身勝手な行為だと思っているのですが、今は全然作る気がしない。被災された方々のことや、今も続く原発のことを考えると、自分の中ではモノを作る気分ではなないんですよね。それなのに、“この震災に向けて、何か一枚デザインしてください”とか言われて。ちょっと違うんじゃないかなと。僕は個人的にそう思っているんです」”

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企画のアイディアが欠如している人にとって見ればいいチャンスだっただろうし
他社でなにかそのような企画をしている、しかも反応はいいらしいとなれば
対応せざるをえないのだろう
悲しい現実である

そのような仕組みの中に生きているのだ
仕組みを変えるほどの知恵はない
耐え切れずに退場しても、「耐えられる強い人達」が同じ事を続ける
鈍感になって今日も生きるのだ