脳機能再建の原則

脳血管障害などで脳機能に欠損が生じた場合
リハビリによって機能再建する
その場合に、どのような順番で諸機能を再建していけばよいかという原則がある

脳は階層構造になっていて
下位機能を上位機能が利用する
だから先に上位機能の改善をするとうまくいかない
下位機能を再建して、そののちに上位機能を再建する

身体で言えば体感に近い部分の機能を再建して
徐々に末端の機能再建に向かう

最初に指先の機能再建から入ると
指先は動くようになったけれど
腕を上げ下げする事ができないままになったりする
という学説である

もちろん実際には、各所で徐々に神経の再生が起こるので
学説のとおりには行かない

このあたりのことは
PCが不具合になった時に
不具合の場所を順番に確かめ、下位機能から再建していくこととよく似ている
ハードはどうか、OSはどうか、個別ソフトはどうか、などと確認する

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同様のことが精神機能についても言えるはずなのであるが
相変わらず
卓球、英会話、エクセル、陶芸、季節になれば盆踊りを続けている
明日あたりは多分川まで散歩だろう

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発達障害の場合の機能発達補助に何ができるかということも同じ原則で考えたいのだが
こちらも具体的なアイディアがない