2013年桜満開

春のうららの隅田川
というほど大きな絵柄ではないのだが
水に浮かぶ桜の花びらを見ると
自分がこの程度のものにもしみじみとしているということを思い
これも老いの兆候かと受け入れている

東京は今日2013年3月29日、桜の満開をやや過ぎたあたりで、
散る花びらが地面をきれいに飾っている
おびただしい花弁の数であるが
満開の桜はどう見ても完全で
どこから溢れて散ったのだろうかと思う
生命の豊かさとはこのようなものなのだろう

今年は東京の桜は異例なほどに開花が早かったので
入学式までは持たないだろう

桜が咲いてから後、寒い日もあり、
これも例年のことなのではあるが、
毎年改めて桜が咲いたのに寒いですねえなどと挨拶をしていて
この変わりのない様子が不思議でもある

今日は少し暖かさを感じる
29日で金曜日、
4月1日は月曜日なので
会社では今日が区切りの日になる

いろいろな人間関係の変わり目の日でもある
去るものは日々に疎しということで
今のあふれる程の強い愛情や
深い感謝の思いも
やがて遠く懐かしく優しい手触りになる

スギ花粉はほぼ終了し
現在はひのきと中国からの黄砂の影響があるらしい

政治状況としてはなんとも前のめりな浮ついた発言が飛び交っているようだ
振り返ってみればあの頃は躁状態であったと確認されるのだろう

遠い将来の目標よりは
一日一日を意義深いものにする努力がますます必要になると感じている
現実の隣人をいかにして愛することができるか
それが問題だと感じている