自動思考と思考行動の根本スキーマ

認知行動療法では人間の自動思考やスキーマを検討し、
それが不適応的であるならば変更したり、適用する場面を変更したりできるようにトレーニングする

しかし実は、病気ではない普通の人間でも、
自動思考の束を分析してみると、
不適応的であったり不合理であったり、
という場合が多い

人間は発達の歴史の中で、それぞれの自動思考がどのような結果を生んだのかを承知しているはずである
現時点で改めて気持ちを聞くと、そのような不合理な自動思考は改めたい、
または、浮かんできたとしても、とらわれることなく、やり過ごしたいと思うものだ

しかし、自動思考というだけあって、それを意識化することは難しいし、変更するに至ってはもっと難しい。
変更しない理屈をいくつも用意してしまう

人間はそのような不合理なものなのだと思うしかないようだ