誰も見ていないと思っても、神様が見ているぞ
とかいうものだが
この宇宙で起こったことは全て記録されていてなかったことにはできないのだ
電磁波というものは四方に放散して急速に微弱になるが
それは微弱になるだけで消えるわけではない
何か障害物があれば方向を変えて進んだり、あるいは石ころのような物体に固着したりする
だからビッグバンの名残であるバックグランんどラディエーションは宇宙のどの場所でも均一に存在し
電子顕微鏡で撮影するときに邪魔者になる
ビッグバンは強力で遍在するから我々にも納得できるのだが
原理は同じで全ては記録されている
我々人間は可視光線を感覚しているのだが
それも電磁波であって微弱ではあるが宇宙に放散される
その一部を視覚情報として観察している
福島のあたりでは医療機関でレントゲン撮影をすると
そこらに散らばっている放射能が写ってしまい写真が綺麗に撮れないのだというような話もあるが
だいたいそんな話だ
昔からSFなんかではよくある話で
宇宙空間に漂う非常に微弱で屈折した電磁波よりも、
例えば古代の建物の壁に刻み込まれた、非常に微弱な電磁波の記録があるはずである
現代の技術ではそれを検出できないし再生もできないが
原理としてはその壁が「見た」ものは全て再生できるはずなのだ
政治家が「歴史の審判に委ねる」などと言うものだけれども
ものみな全て、宇宙空間に記録されて、何時の日か、全ては解き明かされ、再生されるだろうと思う