東京大学の五神真総長は今年4月の入学式の挨拶の後半で、朝食について触れている。「規則正しい生活をする秘訣をお教えしましょう。まず、朝、きちんと起きて朝食をしっかり食べること、そして授業に出席することです」(挨拶の中心は「知のプロフェッショナル」)。これを受けて、東京大学駒場キャンパスの生協は5月18日から29日まで、午前9時までの90分間限定で、半額キャンペーンを実施した。
東大に限らず、このところ、早稲田大学、慶応義塾大学、駒澤大学、東京経済大学、立命館大学、大阪芸術大学、福岡大学など全国各地で、100円朝食を実施する大学が広がりを見せている。
「健康キャンパス」をうたう早稲田大学は「現在わが国では急激な社会構造の変化に伴い、食生活の変化・運動不足による生活習慣病の増加、ストレスによる心の問題の増加などが大きな社会問題となっている」と指摘している。