“今回の戦争法案パッケージであるが、 何がどう変わったか、そしてなぜ変えたいのかについては、分かるように思う。 つまりは、アメリカにお金がなくなったし、現代戦では戦争から帰ってからあとのPTSDなどの被害が大きい、日本はお金も軍人も出しなさいということなのだろう。 そのようにアメリカから指令があれば、マスコミを動員して国民を洗脳する。そしてそれは成功する。大規模な反対が起こることもない。現在すでに大政翼賛マスコミである。 そのようなアメリカからの指令はクリントン国務長官が辞めたあたりからのことで、中東

"今回の戦争法案パッケージであるが、
何がどう変わったか、そしてなぜ変えたいのかについては、分かるように思う。
つまりは、アメリカにお金がなくなったし、現代戦では戦争から帰ってからあとのPTSDなどの被害が大きい、日本はお金も軍人も出しなさいということなのだろう。
そのようにアメリカから指令があれば、マスコミを動員して国民を洗脳する。そしてそれは成功する。大規模な反対が起こることもない。現在すでに大政翼賛マスコミである。
そのようなアメリカからの指令はクリントン国務長官が辞めたあたりからのことで、中東の軍事的緊張を操る方針を捨てて、アジアの軍事的緊張を高めて、経済的にも政治的にも軍事的にも、中国と手を握る形で世界に君臨しようという方針に転換している。
東京の政府が沖縄を犠牲の羊として考えて痛みを感じないように、
アメリカは、日本を犠牲の羊として考えて痛みを感じないのである。
東京の政府はこの二重構造をどう考えるのだろう。
アメリカは日本という敗戦国を真のパートナーとして考えることがあるだろうか。そんなはずはない。

アメリカとの同盟関係を守るために戦争に行くのだという。アメリカはここ数十年、どのような戦争をしてきたか忘れたのだろうか。アメリカまたは国連はほんとうに良い友だちなのだろうか。そんなはずはない。

また、後方支援をするのであって、戦闘地域には行かないから「安全だ」というような荒唐無稽な話も聞かれる。

後方支援を攻撃してロジスティクスを断ち切るというのは基本戦略だろうと思う。
しかも、その運び屋さんは原則相手を攻撃しないで退去するというならば、安心して攻撃して略奪すると思うがどういうものだろうか。
現状では話をしている間に賛成派も実はあまり深くは考えていないことを露呈してしまっている。 
安全な地域に留まって後方支援するというのだが、そのような発言をする政府の軍隊を攻撃しろと命じられた部隊は、大喜びだろう。昇進確実である。 
そしてさらに醜いのは、今回のことで一儲けしようと考えている人々がいることである。これは今後次第に明らかになる資金の流れを見れば検証できるだろう。
戦争というものは人を醜くするが、戦争準備の段階ですでに充分に人々は醜い。
こうした一連の流れに抵抗し、断ち切るのは難しい。なぜなら戦争を準備する側には資金があるからだ。平和のためにお金を出そうという人は残念ながら少ない。戦争準備と戦争そのものは商売になる。平和活動は商売にならない。だから戦争賛成勢力と平和賛成勢力が対立した場合には戦争賛成勢力が勝つことが多い。一部分は人間の本性でもあるだろうが。
戦争の悲惨さを知る人が少なくなり、貧乏になってみると、たまに戦争もする普通の国になろうと考える人が増えるのは理の当然である。それを阻止するのは人間の聡明さであると思うが、歴史の現段階では、人間はまだ未開人のようである。
挑発発言をして、軍事的挑発をして、緊張を高め、そのことで国内統治を容易にする。しかし少しは本当に戦争をしないと嘘がバレるので、少しだけ戦争をする。そのうち軍部が力を持ちすぎるようになる。国民は支配され、自国の軍部から大きな被害を受ける。
戦争屋が戦争を仕組むためには、資源争奪とか交通の要衝確保とかの理由がもっともらしい。
戦争絵画とか戦争音楽があるのだが、それなりのものでしかない。
映画になると戦争映画は多い。資金のないときでもどこかから戦争映画の資金は出てくるらしい。
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