日経平均株価は大納会で1万7450円。279円の大幅下げであるが、NHKではここ十何年で最高と説明していた。 ギリシャなどで不安定な状況になるとすぐにダウも下がり日経平均も下がる。 日経平均とドル円為替はアメリカ投資家が主なプレイヤーであり、そこに日本政府が介入して買い支えをしていると見られるが、そんなことをいつまでも続けるつもりなのだろうか。 そもそもソ連社会主義とアメリカ資本主義が競争して、アメリカ資本主義が勝利したと宣伝されているのだが、それはマーケットシステムを信じるという意味だろう。 かつ

日経平均株価は大納会で1万7450円。279円の大幅下げであるが、NHKではここ十何年で最高と説明していた。
ギリシャなどで不安定な状況になるとすぐにダウも下がり日経平均も下がる。
日経平均とドル円為替はアメリカ投資家が主なプレイヤーであり、そこに日本政府が介入して買い支えをしていると見られるが、そんなことをいつまでも続けるつもりなのだろうか。
そもそもソ連社会主義とアメリカ資本主義が競争して、アメリカ資本主義が勝利したと宣伝されているのだが、それはマーケットシステムを信じるという意味だろう。
かつては社会民主主義というような言い方で、マーケット主義を訂正する勢力があったのだが、最近では新自由主義で、マーケット至上主義でいいだろうとの趨勢である。
そんな中で、政府が、実体経済を修正することができず、まずマーケットに介入し、マーケットを操作することによって、徐々に実体経済をコントロールしようという思想であると説明されている。そんなことができるものなのだろうか。
マーケットを操作するということは限りなく官僚制社会主義に近いのではないだろうか。
実体経済を政府が調整することがもうできないことの結果なのだろうが、なんとも苦しい状況だと思われる。