黄色は視覚である
声は聴覚である
別々の感覚モードであることを超えて「黄色い声」という表現が定着している
芸術活動では表現の幅を広げるために
もともと別々の感覚モードであるものを結合させることがある
蝉の声が岩にしみ入るとかがその例である
また言葉の中に音楽を強く感じる人もいる
人によっては、言葉の中に色彩を感じる
たとえば上の文章で、「蝉の声が岩にしみ入る」という場合、
蝉、声、岩、しみ入る、そしてそれらをつなぐ助詞に、それぞれの色がついていて、
その色の配置が、心地よかったり、破格だったりして、それを芸術として感じているのだと語る