黒澤監督の直筆ノート(1985~86年) 人間は間違いばかり起しているのに、 これだけは絶対間違いは起さないなんて どうして云えるだろう。 それも、もし間違ったらおしまいだと云うのに、 どうしてそんな事が云えるんだろう。 高い木に登って、自分のまたがってる木の枝を 一生懸命切っている阿呆に似ているね。 猿は火を使わない。 火は自分達の手に負えない事を知ってるからだ。 ところが、人間は核を使い出した。 それが、自分達の手に負えないとは考えないらしい。 火山の爆発が手に負えないのわかっているのに 原子
黒澤監督の直筆ノート(1985~86年)人間は間違いばかり起しているのに、これだけは絶対間違いは起さないなんてどうして云えるだろう。それも、もし間違ったらおしまいだと云うのに、どうしてそんな事が云えるんだろう。高い木に登って、自分のまたがっ...