ネットなどに書かれてあることが正しいのか間違っているのか判断する、
あるいは正誤を決定するとして、条件はなにか、などについて理解している、
そうした能力をネット・リテラシーと呼んでいる
嘘やデタラメを、もっともらしく書く人はいくらもいて、勘違いしている人からあえて間違いを書いて
何かの利益を得ようとする人まで、いろいろである
どうやって正誤を判別したらいいのだろう
あるいはそこに書いてあることは「この条件のもとで」正しいとか正しくないとか判断できると思うのだが
それはどのようにして知ることができるのだろう
そのようなリテラシー(判断能力)を得るためにも学習しようとするのだが、
学習教材に間違いや古いものや不正確なものが混入しているのでは勉強がはかどらない
正誤については先験的であるというような議論もあるが
ここでいうのはそれほど高級な話ではない
事実とデマを見分けるとか、そんな話
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実際の対人関係があれば、人間を総合的に判断して、あの人の言うことだから、怪しいとか、
信用できるとか、なとんなく感じることもできるだろう
しかし書籍ではそれが難しい。しかし伝統的書籍の場合は、出版社とか、いろいろな情報もあるので
総合評価もできないわけではない
ネットに書かれてあることだと、どんな人が、いつ、どんな意図で、それを書いたのか、背景を知ることが
簡単ではないことがある
そしてそれらの意図や背景を裏切って、正しい場合もあるし、間違っている場合もある。
しかし専門家でない場合には、判断は難しい。
そんなに時間をかけるわけにも行かない。
判断能力のない人は損をしても仕方がないというのも大変不親切である。
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人間の判断力も不確かなもので、
みんなで盛大に間違うことがある
それも困る