自称グルメライターを名乗る者として、どうしても飲食を例に出してしまうのだが、よく 「六本木(or赤坂or麻布or青山or銀座……) に行かないと美味い物が食えない!」 なんて事を言うアホがいるだろう?
しかしそんな土地で大枚はたいて飯を食ったところで、別に料理自体に金を払ってるわけじゃない。単に家賃・土地代や、グルメ雑誌の掲載料を、料理の代金に乗っけられているだけである。
それを 「高い金を出しているから凄い物を食ってる!」 と勘違いしたバカどもが有り難がり、味もわからんのに 「素晴らしい!ブラボー!」 と喧伝して回る。
そしてマスゴミにしても金回りのいい店の方が気前よく広告料を払ってくれるから、グルメ雑誌やTVなどに都心の店ばかりが次々と取り上げられる。
それを見た情報弱者の田舎者が、広告料をいくら払ったかで掲載スペースが全て決まるような雑誌を鵜呑みにし、「これでボクも都会っ子の仲間入り!」 とばかりに押し寄せる。
これがいわゆるグルメビジネス(笑) の正体だ。