オリンピック招致活動問題

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国際オリンピック委員会  International Olympic Committee, IOC の根本的ないかがわしさについて
巨額の招致運動費用が問題になるが
それ以上に儲かるからと押し切っている
しかし、招致に失敗した時に誰も責任を取らなくていいという
都合のいい仕組みらしい
石原氏の失敗の時には次も招致に頑張ると言い続けて無駄ではなかったということにしたらしい
サマランチ・ジュニアの存在があれこれ言われる
ヨーロッパの貴族だけが仲間内でスポーツをしているうちは良かったが
スポーツを職業とする者にとって大きな意味を持つようになり
決定的に変質する
都市の経営としても関係企業の経営としても起爆剤になるので、それもまた変質の原因になる
放送権料とかも利権だし
結局、根拠が曖昧なままで巨大な利権を維持している団体である
日本のアマチュアスポーツ会は
それぞれ自衛隊員とか警察官とかまた一般企業の人とか
中には国会議員予備軍とか
ある程度生活は成り立つように思うのだけれども
遠征の費用とかかなりお金がかかるといわれる
で、そのお金を「国が」面倒を見てあげるべきものなんでしょうかね?
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最近のニュースで、漁業が不振だから水産業者が暮らしていけない。国が補助金を出すべきだということで、政治家に陳情に行った様子が放送されていた。
地震や台風だから地元民を助ける
大恐慌だから銀行を助ける
天候不良だから農民を助ける
不漁だから漁民を助ける
ITゼネコンにお金を払うために無駄な公共事業を発注する
ま、いいか、日銀がお金を印刷すればお金はいくらでもあるんだそうだから
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でもね、その一方で、金利が低いのに、設備投資ししようとしないんだよ
不漁の年もあるだろうから、設備投資して、不漁の時をどのように乗り越えるか、工夫するものではないのかな
もちろん工夫はしているのだろうが
他の産業と比較してどうなんだろう
あるグループの意見では
そのような補助金に頼らなければいけない時点で
その産業に従事している労働者は
もっと安定して将来の期待できる産業に
移動するものだというのだけれど
あまり移動していない感じがする
むしろ守りぬくことが価値のあることのように考えられているようだ
工夫して独立採算で守りぬくならとても素晴らしいが
「国がなんとかしてくれる」のを待って、
そのことを「守りぬく」のはどうも話がおかしいと思う