我々は報道の量によって
この世界で何が起こっているか推定する
昔なら新聞に印刷できる量が世界の全量であった
テレビの放送時間が世界の全量であった
時間に入りきらないものはなかったことにされる
個人の生活範囲の情報量はもちろんそれよりずっと少ない
現在はたとえばネット、また図書館、本屋、会社の情報室、いろいろあって
昔よりは情報量が増えているが
人間の脳の働く時間には限りがあるし
理解にも限りがあるので
理解を超えるものについては自分なりに簡単に解釈理解して終わるのだろうと思う
そしてその量はたぶん昔とあまり変わっていない気がする
旅行に行ってそこのホテルで読む新聞はとても新鮮である
しかしそれも何日か続くと脳が慣れてしまい
情報をスキップしてしまう