理性の究極を追い求める理学の徒が、なぜカルト宗教にひっかかってしまったのでしょう?
小学校までの理科は、目で見て触ってわかる学問です。「菜の花の花びらは4枚ですね」という具合に。それが中学校の理科になると、目に見えない分子や原子や重力という「概念」を使うと、全部共通の原理で理解できる、と教える。目で見えない、手で触れない、抽象的な学問になってくる。
分子なんて中学生には、あるかどうか自分ではわかりませんよね。でも、「偉い人があると言っているのだから、自分の目で見て確かめられなくても、正しいものだと信じなさい」と教室で教える。その教えを素直に信じれば、試験で良い点がとれる、つまり信じれば御利益がある。そっくりですよね。
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そっくりかな?
そっくりかな?