2009年7月22日、日本本土では46年ぶりとなる皆既日食 (日蝕) が訪れ、位置の関係で今世紀最長の6分25秒という皆既日食となる鹿児島県トカラ列島・悪石島に天文ファンや夏休みを迎えた家族連れが多数上陸。
この島で皆既日食観測を正規に楽しむには、高額の旅行ツアー (1人34万円以上) に参加申し込みをしなくてはならず、さらにフェリーや宿泊施設の関係で、多くが1週間から数日に及ぶキャンプ生活を余儀なくされるという過酷なものとなっていました。 離島での水不足による一部参加者によるトラブルの発生や、ツアーに参加せず不法に上陸する人などもあらわれ、日食前から何かと話題になっていました。
ところが数日前から天候が徐々に悪化。 当日には参加者らの 「晴れてくれ」 の祈りもむなしく暴風雨が襲い、日食寸前の10時38分には局地的な集中豪雨が発生。 天体観測どころか、竜巻の恐れもあるとして避難勧告まででる騒ぎに。 他の場所では曇りながらも観測ができたり、洋上の船舶などでは最高の条件で日食が観測できたこともあり、島に詰め掛けたマスコミの中継班らよるテレビ報道などでこれを知った一部のネット住人は、「これぞまさにメシウマ」「悪石島じゃなく、メシウマ島だ」 などと揶揄する騒ぎに。