蘭の鉢植えがあって
一年を超して次の年に花を咲かせるかどうか
毎年気になっている

水やりとか日当たりは大体一定しているので
たぶんもともとその蘭のDNAが環境に適していたかどうかなのだろうと思う

今年の蘭もとても元気で
根というのか茎というのか不思議なものがどんどん延びいていて
鉢の外にまで遠征している

この分なら夏くらいまで行くかなと話していて
そういえば去年も、冬を生き延びたらいいなあとお世話をしていて
見事に冬を生き延びて良かったと喜んでいたら
春から梅雨にかけて枯れていったような記憶がある

難しそうな処を切り抜けた後
最期の処が肝心だと
徒然草に素朴に書いてある

最後のところが肝心だと言うことは
人間の心理的要素を加えてみれば
そこが一番難しいのだということなのだろう

やれやれ、ほっとしたな、と思ったときに
最悪のことが進行しているわけだ