従業員がうつ病などで休んだと偽り、全国健康保険協会(旧社会保険庁)から傷病手当金をだまし取ろうとした疑いが強まったとして、大阪府警捜査2課は11日午前、大阪市内のイベント企画の合同会社代表の女(38)や指南役の男(51)ら3人について詐欺未遂容疑で取り調べを始めた。
容疑が固まり次第、逮捕する方針。府警は、指南役の男がほかにも複数の合同会社を使い、知人を従業員に仕立てて計約1億円を詐取したとみて調べを進めている。
捜査関係者によると、代表の女と指南役の男らは共謀し、全国健康保険協会大阪支部に対し、従業員がうつ病などで休んでいるとの虚偽申請を行い、手当金を詐取しようとした疑いが持たれている。女の合同会社は2009年11月に設立されていた。
(記事提供:読売新聞)