"韓国は、経済危機以降、IMFの管理下で、雇用において自由市場を採用し、労働市場の柔軟性を高めるために、正規職から非正規職への置き換え。
若年層の雇用は急激に不安定化、自殺者数増加。
有名大手株式会社の株主は外国人で、会社は海外の株主のために運営される。
自国労働者はワーキングプア。
グローバル資本主義、あるいは新自由主義に基づく改革により、根底から破壊された社会、韓国の現実。
アメリカは、日本も韓国と同じでいいではないかという。韓国と日本は中国とは違うのだからという。
少子高齢化、利潤低下、ビジネスモデル崩壊、貧困化が現実にあるのに、直視しようとしないで、沈んでゆく船にしがみついている。
しかしながら何ができるのかといえば難問である。成長を維持するにはフロンティアまたは戦争経済が必要だ。成長期を享受した資本主義社会はこのようにして平衡状態を味わうものなのだろう。"