“ 「ハンサムなのはいいことね。でも、見た目はいずれ衰える。そのとき大事になるのは『人としてどうか』。預金通帳や肩書きで判断してはダメ。心を、魂を見るべきよ」 「一緒にいていつもいい気分でいられるような男性と付き合うべきよ。あなたを幸せな気持ちで満たし、自分が完全な人間だと感じさせてくれる関係でなければ続けるべきではない」  ミシェルはその言葉を実践してきたようだ。彼女がバラク・オバマを結婚相手に選んだのは、彼に経済力があるからではなかった。二人が真剣な交際を始めた当時、バラクは売れない回想録(その後

「ハンサムなのはいいことね。でも、見た目はいずれ衰える。そのとき大事になるのは『人としてどうか』。預金通帳や肩書きで判断してはダメ。心を、魂を見るべきよ」
「一緒にいていつもいい気分でいられるような男性と付き合うべきよ。あなたを幸せな気持ちで満たし、自分が完全な人間だと感じさせてくれる関係でなければ続けるべきではない」
 ミシェルはその言葉を実践してきたようだ。彼女がバラク・オバマを結婚相手に選んだのは、彼に経済力があるからではなかった。二人が真剣な交際を始めた当時、バラクは売れない回想録(その後10年間注目されなかった)を執筆したり、シカゴで貧困層に有権者登録を促す地域活動に従事していたのだから。
ミシェル・オバマ