"東京の政府が沖縄を犠牲の羊として考えて痛みを感じないように、
アメリカは、日本を犠牲の羊として考えて痛みを感じない。
東京の政府はこの二重構造をどう考えるのだろう。
沖縄から見れば日本は醜く
日本から見ればアメリカは醜い
弱者を踏みつけにする醜悪な権力である
アメリカから見れば日本は愚かであり
日本から見れば沖縄は愚かである
金で動き、民主主義も形だけである"
一部語弊はあるが、言いたいことは分かる。
ーーーーー
"何が問題なのか?
それは中国の軍事施設建設が、中国の領域外で行われているどうかではない。
軍事施設を建設し、周辺諸国や世界に対し、軍事的脅威と圧力を増大させようとしている中国が問題なのである。
しかし、そのような中国に対する米国の今回の介入はもっと問題なのである。
米国の軍事的介入は、いかなる意味でも正統性はない。
それは、米国が南沙諸島の12カイリ(国際法に定める領海)以内に米軍機や艦船を派遣する方針を示し、中国との戦いも辞さずと宣言したからではない。
そもそも米国は、自国の領域とはおよそ無関係な遠い世界の隅々にまで軍事基地をつくり、空母を泳ぎ回らせ、世界を軍事的に制圧してきた。
今回の中国の南沙諸島沖の軍事施設建設に、なぜここまで米国が強く反対するのか。 それは、米国の空母や潜水艦が我が者顔にアジアの海域を行き来することが、牽制されるからなのだ。
中国が軍事的に増長しているというなら、米国はとっくの昔に増長し、しかも中国よりはるかに傲慢であり続けた。
中国から言わせれば、米国は自分の縄張りである中東や中南米に専念していろ、それもままならないのに、アジアまで出しゃばるな、引っこんでいろ、ということだ。
はじめてこういう事が言える国がでてきたのだ。
さぞかし米国は頭に来ているに違いない。"
しかし米中は決して戦わない。9月の習近平主席の訪米で手打ちが図られる。