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この文章は前半と後半のつながりがよろしくない
脱臼している
いいことだと思う
己の信ずる道を歩めるならそれでいいじゃないか… 」
の部分が不安定で、
たとえば
「たとえ、過去に生き恥をさらすような体験をしたとしても、
また、過去には万人にさげすまれるような体験をしたとしても、
未来には、過去を捨てて、己の信ずる道を歩め」
というように読めば、意味は通じるようだ
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後半部分を、
「たとえ、己の信ずる道を歩もうとして、そのことで生き恥をさらし、
万人にさげすまれることになっても、後悔するな」
と読むと、
前半とのつながりが切れてしまう
しかし、普通に読むと、そのように解釈されるだろう
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"… "の表現は考えがスッキリまとまっていない証拠である。
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それに第一、「男の価値」という言葉の使い方が、ちょっと考えが足りないようだ
人間の価値とすべきである
男の価値があるとすれば、ひとつは家族を守るということであって、
何が何でも生き抜いて、家族を守るのが男の価値である
しかしそれは女の価値でもあるから、強くも言えない
生物学的に言えば、オス同士の闘争に勝ち抜いて、子孫を残すことが
オスの価値であるが、
現代では、オスとして生きることは要請されていない
オスでもメスでも、どちらでもよくて、人間として生きることを要請されている
そのように学校でもマスコミでも教育されている
一方で、
日々精子を製造し、生存競争の前線で生きているオスと
生まれつき決まった数の卵子を与えられて、それを守って生きているメスと、
立場はかなり違うとも言えるのだが、
そのような表現は、まるっきり、NHKの「ダーウィンが来た」というような、
浅薄なダーウィン主義的思考であると言える
結局、男の生き方というような表現も否定されているし、
しかし人間の生き方という表現では、つるつるした人造物の手触りしかない感じがする
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結局意味のつながりがよく分からない文章であった
己の信ずる道を歩むことが
生き恥をさらし万人にさげすまれるとも思えないのだが
己の信ずる道というものをもう少し良く考えたほうがいいのではないか?
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結論として、
過去に拘るな。過去は心の中の幻影としてしか存在しない。
未来は、己の信ずる道を歩め。深く考え信じたその道は、万人に尊敬されるだろう。
たとえば大政翼賛会の状況下で反戦を叫ぶというようなことならば、
むしろ、一時的に、生き恥をさらし万人にさげすまれることが当然ではないか。
長い歴史の中での評価を考えるべきである。