“来月暮れに、アメリカから旦那が帰ってきます。
そんな話をしながら次男が言った言葉は…
「お父さんとは深い話をしたことがない」
まだ17歳とは言え、バイトの先輩やら友人やらと、
青臭いながらも…人生観について語り合ったりするそうです。
2年間海外赴任して、また子供たちと大きく距離を開けてしまいました。
母子カプセルが頑なまでに構築されてるという事に、
気付いてないのは旦那だけです。
「母子カプセル」というのは・・・
カプセルに入ったように、外界からの刺激を避けて、相互に依存しあってる母子関係の事です。
母子カプセルが発達する条件としては、
①不幸(孤独)な母親 ②父親機能の不在 ③厚すぎる家族境界
(斉藤学さんの「家族依存症」から)…なのだそうです。
確かに、母子密着は、ある時期から子供にとっては苦痛でしかなくなります。
カプセル化した母子関係の中で、母親は子供の自立を妨げ、
拘束しようとします。子供はそこから逃れようと必死になり、
それが問題行動として現れるそうです。
それを解決するのが「父親機能」の役割ですが…。”