"昔の話、先輩に、横浜中華街の北門で待ち合わせ、
うちは夫婦で行くから、昼になにか食べよう
と言われて、約束の日、北門で待ち続けた。
結局4時間くらい待って会えなかった。
携帯電話がまだなかった。
冬のことで、少し寒いような感じはしたのだが、
次の日から風邪で何日か寝ていた。
先輩からはどうして来なかったのか、待っていたのに、
と言われて、北口で待っていましたというと、
先輩も北口で待っていたという。
どうしようもないことだけれども、
今でも忘れていないくらい理不尽な話だった。
人生って、そんなことが積み重なっているだけのような気もする。"