“例えば、震災前と震災後で、こんな風に変わったのではないでしょうか。 安全だと思っていた原子力が安全ではなかった。 安定していると思っている電力会社が、危機的な状況に置かれている。 オール電化は安全で効率的と思っていたら、集中リスクがあることがわかった 便利で洗練された臨海の住宅地が、液状化で安心できなくなった 眺望の良い高級高層マンションは、エレベーターが止まると陸の孤島の可能性がある 大きな高級車がステイタスだと思っていたら、燃費が悪いことがネガティブ要因になった 家を所有するのが夢だったが、所有することは実はリスクが増えることだった 家には在庫を持たず、コンビニでいつでも買えると思っていたら売切れで買えなかった 専門家だと思っていた人が、実は何も知らない人だった このように、震災によって今までの価値観が変わっています。でも、良く考えてみてください。価値観は変わったかもしれませんが、実は現実は変わっていないのです。”
震災で世の中が変わったのではなく、現実に気がついただけ