人生は永遠ではないので
生きているうちに何をするか、何をしないかの選択も大切になる
実際は決めたとしても、思う通りにならないことばかり多いものであるが
技術の進歩を考えてみると、
今後はますます加速度的に進歩し、
たとえば現在のトップ研究者が10年掛かる仕事を
50年後の未来では1ヶ月で終了させるような具合になるだろう
その場合、その、面倒で手間の掛かる仕事は、50年後の人たちに任せればよいのではないだろうか
人間の進歩はそんなものであって
いまの我々が苦労しても大したことはないのだろうと思うのだ
これが年寄りの思考というものだろうか
若い人は、思いついたからやってみたいんだ、それだけで突進できるのではないだろうか
時間が少なくなった我々高齢者はそのような情熱に身を任せる気にはなれない
ーーー
たとえば文章の生産効率にしても、
手書きで書いていた頃と、
PCを使って書く現在とを比較すると、
圧倒的に現在のほうが有利である
昔の学者は、非本質的な部分での苦労ばかりが大きかったと思う