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とさて、ここでいきなり話題は変わり、昨年当欄にて「メタボに悩む中高年男性にのみお教えします」と書いた、ワタシが推奨するスクワットですが、大変な数のメールを頂戴し、いちいちコピペするのが大変なので、こちらにアップします。「最初からそうすりゃ良かっただろ」という話ですが、「まあ、来て5~6人だろうし、面白いから通信教育みたいにしよう」と思っていたら・・・という訳です。「本当は食べてないんじゃないか?」とまで言われておりますワタクシですが、どれほど時間がなく、どれほど疲れていようと、総ての運動メニューをカットしても、この3分間だけは毎日欠かしません。最近は優れたフィット雑誌も多く、筋肉の名称など、テクニカルタームが一般化している状態ですので、敢えてそうした物は使わずに記述します。
1) 肩幅に足を広げて立ち
2) 手は合掌させ
3) 3秒かけて(この秒数は、どんどん延ばし、最終的には15秒位を目指してください)腰を沈め、また戻ります。
4) 重要なポイントは、膝を爪先よりも前に出さない(出しながらやると、特にメタボ気味で体重が膝にかかっている方は、あっという間に膝をやられますから厳重に注意して下さい)。上体を屈ませないで真っ正面に保つ(屈んでしまうと、怪我もありませんが、効果も全くありません)。の2点のみです。
5) 2点のみと言っても、それを守るのはキツく、最初は、「この2点を守る限り一回も出来ない」という方も多いと思いますが、そういう場合は、後者のみ妥協してやってください。前者は膝関節の損傷に繋がるので絶対に妥協せぬ様。
6) 我が同年輩の中年諸氏ならば「ジャッキー・チェンが映画でやっていた訓練」と言えば、映像イメージが鮮明に成るでしょう。目線はですから、水平よりやや上です。
7) 初日は1分間で止めて下さい。もっと出来ると思ったら、その欲求不満を翌日に回して下さい。というか、その精神状態を永続します。つまり、死ぬまで永遠にやるのです。「もうこれ以上出来ない。というところまでやってしまい、クタクタになる」という禁断の行為が、習慣切断の日になります。
8) もういい加減、やった気にも成らない。ポーズしているだけで、どこにも効いていない。という感覚が1週間も続いたら、30秒延ばして下さい。
9) やる時間を延ばす事と別に、日々、一回(一往復)にかける秒数も延ばして行きます。
10) 最終形は「一回(一往復)を10~15秒かけて、一日3分間」です。これ以上どんどん負荷をかけても意味はありませんし、続けられなくなるというリスクが出て来ます。最終形が何ヶ月後に到達するのかは個人差がありますが、今まで運動の習慣が無かった方だったら1年位かかっても普通です。最終形に到達したら、しつこいようですが、一生続けます。
11) フィットされるのは、大雑把に、ヘソから下全部です。メタボは、一般的な腹筋運動で鍛えられる腹筋が締まっても避けられません。ソケイ部(男性器周辺)とその裏側(腰の辺り)、つまり下から絞る形にしないといけないのです。人間の筋力は加齢とともに衰えますが、衰え方に個人差は(大きくは)ありません。下半身から衰えるのです。掴んだり引っ張ったりは出来るんだが、足腰がね。というのが老化のスタンダードな形ですので、この習慣で遅らせる事が出来ます。
12) ストレッチや他の運動と組み合わせる事で、もっとハードにやる事が可能ですが、これ単体だけでもぜんぜん違います。ハッタリ好きな指導者だったら「一日3分間で、あなたの人生が変わる」と言うでしょう。3分間など、ボケーとしているうちに経つ時間です。効果があったという報告をお待ちしております。
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