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AV機器の入れ替えをしてたときに驚いたのは、もうテレビ側に音声出力端子がなくなっていることでした。一般人はテレビのスピーカーで、こだわる人はAVアンプでHDML接続、ということ。中間がない。愛用のオーディオアンプに繋げるってことができない世の中になってしまった。
うひー、と思いましたよね。テレビから音声出力端子がなくなる世の中になるなんて全く予想外でしたから。ブルーレイプレイヤーを選ぶときにまず、音声出力端子があることをチェックせねばなりませんでした。BOSEの小型システムがあるのにAVアンプを買うなんてやりたくなかったんです。
最近は4kテレビ合戦ですけれども、事情はまったく同じみたいですね。まあ、あれ買うひとはだいたいAVアンプで5.1chシステム組むんでしょうけれど、例えばマッキントッシュの真空管アンプに繋ぎたい人なんかもいるわけじゃないですか、例えばのはなし。
薄型テレビになってから、テレビ本体の音質は本当に悪くなったと思います。みんなあんまり気にしないんだなあっていうのが不思議だし、悲しいこと。そんなに高級機でなくてもいいから、ちゃんとしたアンプとスピーカーで鳴らしたらいいのになあ、と。
しかしねえ。テレビの内蔵スピーカーから音が出てるってことはディジタルからアナログへの信号変換はやってるのに、外部出力端子をポチッとつけるっていうただそれだけのことをどのメーカーもしてくれないんだ。残念だなあ。
強引に話を広げるけど、台詞や歌がヘタでもルックスがよければテレビや映画に出られるっていう風潮と、リンクするんですよ。テレビの高画質化と低音質化。聴覚がないがしろにされすぎている。
あと、せっかくS-VHSで録画した貴重な映像も、テレビやHDレコーダーのほうにS入力端子がない以上、S映像で再生できないんですよね。悲しい。古い規格ってそう簡単になかったことにしないでほしい。
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