まずスーパーエゴという命名がなんともすごい
さすがです
そしてスーパーエゴが自分を処罰し他人を処罰するという構図がすごい
原初的な欲動としての食欲や性欲というものは
結局満足されればすぐに消退するものであって
持続性ではない
執念深いという場合はある程度スーパーエゴの関わりを予想する
自己愛とスーパーエゴの関係については諸説あるだろうが
スーパーエゴのすごいところはなんといっても
自分で自分を処罰する部分である
自分で自分を不幸にしてそれは低次元では不幸なのだが
より高次元の話で言うとスーパーエゴが満足しているので
それはそれでお釣りが来るくらい報われているのである
そのような幸福の構図を考えると
これは自分で自分を無限に幸福にできる装置なのではないかと思えてくる
何しろ自分のほかは何もいらない
他人が関与したとしても
それは道具にすぎないのだろう