http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0236/nihonhanaze.pdf
沖縄の謎―基地と憲法
福島の謎―日本はなぜ、原発を止められないのか
104ページまで読むことができる
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だから、移設反対の知事が当選しても、沖縄選挙区で自民党の立候補者が全員負けて、
移設反対の立候補者が当選しても、
「粛々と進めて参ります」としか答えない
日本各地の原発再稼働についても、「粛々と進めて参ります」としか答えない
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しかし、米軍基地についての日本国憲法に上位する取り決めの話はありそうな話であるが
原子力発電所について、米軍基地と類似の、細かな法律的な仕掛けがしてあるというのはなかなか驚いた話。
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「大気汚染防止法第二七条一項」
「大気汚染防止法第二七条一項」
この法律の規定は、 放射性物質による大気の汚染およびその防止については適用しない
「土壌汚染対策法第二条一項」
この法律において『特定有害物質』とは、鉛、ヒ素、トリクロロエチレンその他の物質(放射性物質を除く）であって（略)
「水質汚濁防止法第二三条一項」
この法律の規定は、 放射性物質による水質の汚濁およびその防止については適用しない
大気、土壌、水質について、汚染対策を定めるが、放射性物質については別だとする
「原子力基本法」では
「前項〔＝原子力利用〕の安全の確保については、（略）わが国の安全保障に資する〔＝役立つ〕
ことを目的として、行なうものとする」（第二条二項）
という条文がこっそり入っている。
安全保障問題だから米軍基地問題と同じで、アメリカが最終決定権を持っているということになってしまうらしい。