「金持ちよりも貧乏人の方が必要のないものにお金を使う」と言います。商売は計画性のない貧乏人相手の方が儲かるというのが古今の鉄則です。 日本は、手数料が高く、大幅にベンチマークを下回るパフォーマンスしか上げられず、しかも複利の効用を知っていれば(少なくとも運用期間が長い若者は)まず手を出さない毎月分配型(例:グロソブ(グローバル・ソブリン))が売れまくってしまう、証券会社・運用会社にとってパラダイスのような国です。 保険業界もそう。自分の加入している健康保険の仕組みをよく知っていれば、その上に民間疾病保

「金持ちよりも貧乏人の方が必要のないものにお金を使う」と言います。商売は計画性のない貧乏人相手の方が儲かるというのが古今の鉄則です。
日本は、手数料が高く、大幅にベンチマークを下回るパフォーマンスしか上げられず、しかも複利の効用を知っていれば(少なくとも運用期間が長い若者は)まず手を出さない毎月分配型(例:グロソブ(グローバル・ソブリン))が売れまくってしまう、証券会社・運用会社にとってパラダイスのような国です。
保険業界もそう。自分の加入している健康保険の仕組みをよく知っていれば、その上に民間疾病保険や生命保険に加入するなどお金をわざわざ保険会社に献金するようなものです。
富裕層は、資産を減らさない(購買価値を減らさない)ことに力点を置いているのに対し、我ら一般庶民は「投資で資産を増やす」ことを夢見ます。証券会社の腕の見せどころは、いかにして顧客に夢を見させるか、というところにあります。 冷静になって考えてみれば、簡単な手法で、プロが蠢く金融界を生き延びることは至難の業だと気づきそうなものです