スマホよりもっとエポックメイキングなものがいつ登場するかわかりませんよね。そのうちオプトインで肉体に埋め込むデヴァイスだって現れるかもしれない。
ただ、脳内への挿入はさすがに倫理的な抵抗があります。その点でスマホではどうしても超えられない壁があって、人の脳に電極を刺して入力するときの「一瞬」に勝てないタイムラグが、アナログの最後の砦だと言えるでしょう。ある情報を見たときにその人がどう考えるのか、そしてどういう行動に遷移させるのかという、信号と感情を司る部分──人とデヴァイスの間の「最後の数十センチ」をどう埋めるかが勝負になると思います。