少数派の策謀
集団的自衛権とか秘密保護法とか
ある事案に関して政府が少数側で、政府に反対する側が多数派だとして
新聞でもテレビでも、賛成派と反対派をほぼ同じ字数や時間で割り振るので
少数派に有利となる
これは明らかに少数派にとっての宣伝活動となる
やがて時間が経てば少数派であった政府は
賛成派と反対派をほぼ半数程度にまで持って行くことができる
そのようなメカニズムがあるので
政府側の意見は、最初は少数派であったとしても、実現できる可能性がある
たとえば同性愛者結婚問題とか夫婦別姓問題などでは
政治家に経済的メリットが少ないだろうから
少数派だけれども宣伝しようとしない
メリットがあるのは選挙で票が集められる人だろう
子宮頸がんワクチンでは明らかに宣伝のメリットがあり
積極的に宣伝し政府や自治体が補助金を出す仕組みを作った
これに対しては、導入運動当時は、反対意見の紹介などはほぼなかったと思われる
それやこれやで権力側が少数意見を宣伝しようと思えば
費用をかけなくてもマスコミを動員できる
少数意見を大切にするというのは大切であるが
そこを逆手に取って、宣伝に手を貸すということをしてしまっている