“ 宮本さんは単身大阪ん出ることになったとき、父親からこんな10のことばをもらったそうです。以下はその要約です。 1. 「汽車へ乗ったら窓から外をよく見よ」。田畑に植えられているもの、村の家が大きいかどうか、瓦屋根か草ぶきか。そうした観察を通じてその土地の貧富がわかり、よく働く土地かどうかがわかる 2. 「新しくたずねていったところはかならず高いところへ上ってみよ」。高いところから俯瞰すれば全体が把握できる。目をひいたものがあれば、必ずそこに行ってみる。そうすればその土地で迷うことはなくなる。 3. 「

宮本さんは単身大阪ん出ることになったとき、父親からこんな10のことばをもらったそうです。以下はその要約です。
1. 「汽車へ乗ったら窓から外をよく見よ」。田畑に植えられているもの、村の家が大きいかどうか、瓦屋根か草ぶきか。そうした観察を通じてその土地の貧富がわかり、よく働く土地かどうかがわかる
2. 「新しくたずねていったところはかならず高いところへ上ってみよ」。高いところから俯瞰すれば全体が把握できる。目をひいたものがあれば、必ずそこに行ってみる。そうすればその土地で迷うことはなくなる。
3. 「金があったら、その土地の名物や料理はたべておくのがよい」。それでその土地の暮らしの高さがわかる。
4. 「時間のゆとりがあったら、できるだけ歩いてみることだ」。それでいろいろのことが教えられる。
5. 「金というものはもうけるのはそんなにむずかしくない。しかし使うのはむずかしい」。
6. 「30歳まではおまえを勘当したつもりでいる。しかし30過ぎたら親のあることを思い出せ」。
7. 「病気になったり、自分で解決のつかないようなことがあったら、郷里へ戻ってこい」。
8. 「これから先は子が親に孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならぬ」。
9. 「自分でよいと思ったことはやってみよ」。それで失敗しても親は責めない。
10. 「人の見のこしたものを見るようにせよ」。そこにこそ大事なものがあるはず。あせることはなく、自分の選んだ道をしっかり歩くことが大事。