政治集団を素材にして社会の劣化を語ると
まず自民党の総裁選の時
当時の総裁の出馬を止める形で幹事長がしゃしゃり出た
明智光秀だと言われた
一方で軍事オタクとか過去に体調不良で退任した元総理とか
最大派閥の領袖とかも参加していた
当院投票の結果は軍事オタクが一位、体調不良元総理が二位だった
「誰をも選びようがない」といわれたくらいの、貧困な候補者群
結局、自民党国会議員の投票で、逆転勝利で体調不良元総理が総裁になった
国防軍、軍事強化、秘密法、NSC、集団的自衛権、積極的平和主義、戦略的互恵関係、
異次元の緩和、三本の矢、積極的マスコミ対策、いつでもテレビに出て、ニュースの中心でいること、
原発は再開、沖縄辺野古は知事、沖縄国会議員を抱き込んで強行、など
人事にその特徴は現れ、明智光秀や徳川家康になる可能性のある人は排除
幹事長には軍事オタクを党員の人気があったから、それを尊重して、等と言いながら
不適切な役につけて神経症にさせる
発作のひとつは名護市長選であからさまに自民党推薦候補が当選したらお金をと発言
また次には都知事選で過去に失礼な発言をして当然のように除名になった人物を候補者とする
自民党本部は動かず自民党都連が推薦という形になった
当選しても落選しても幹事長の仕切りは悪かったと責められる
意中の候補者に断られ、国会議員から出すと、補選が行われ、あからさまに国政選挙になってしまうので
怖くてできない
自民党の役職にも女性を多く登用、つまりはろくな仕事をさせないということで
総裁への批判を封じ込む作戦らしいと言われている
実際、失言で批判される女性役員や閣僚がいて、しかしマスコミは批判が緩やかだった
NHK人事はずいぶんと分かりやすい結果が出たわけだが
任命者はこのような事態を望んでいたのだろうか
不思議な話である
冬季オリンピックでスノーボードの系統の人たちのコメントや態度をみていると
自民総裁やNHK人事との共通点を感じる
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いずれにしても、社会全体が子供じみてきていて
数学もできて野球もうまいが対人関係がうまく出来ないような人たちがひとかたまりになって
奮闘している感じではある
彼らが一塊になるのは外敵に対してである
それは他者に、単に怒りを引き出すのではなく、一方で何かしらの諦めを引き出すもののようだ
しかしそれは日本人の場合で、
他の国の人達はそうは思っていないようだ
この、何かしらの諦め、は国際関係運営としてはまずいのではないかと思う
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彼らの信念を形成したものは何なのだろう
肯定的で柔軟なものというよりは
否定的で硬い、どうしようもないものなんだろうと想像はできる